2021.05.01

AREA CHAIR COLLECTION / shaker & finial 編

近世において椅子の源流は4つに分かれると分析されています。

AREAのオリジナルチェアは、その一つにあたるSHAKER家具の影響を受けています。

伸びた後ろ脚が笠木の上に突出する先端部に哲学や理念を意匠する(フィニアル)という手法がそのひとつです。

<フィニアル>

古代メソポタミアから現代に至るまで、建築や調度品の先端部に施される意匠。
メッセージ性が高く、作り手の哲学が色濃く反映されることが多いのが特徴です。

 

 

AREA Chair COLLECTIONによるフィニアルのご紹介

■chair A-14 “RIPE”

chair A-14 “RIPE”のフィニアルには、「直線は曲線になり得るか?」という問いを含んでいます。
行き過ぎたデジタル社会(直線)に対して、人の心(曲線)はどう対抗するかというロジックです。

 

■chair  “A”シリーズ

Chair A-1とChair A-2のフィニアルには、湘南地方によく見られる6:4の溝を彫り込んでいます。
この紋様は徐々に昇る日の出の様子を表すもので、一日の幸福を祈るものだと伝えられています。

 

 

■chair A-6 “SIN”

Chair A-6 “SIN” のフィニアルは鬼の角を模しています。
ここで言う鬼は、その語源である隠(おぬ=見えないもの)の象徴としての造作であり、現代人が忘れてしまった原初の真実を表しています。

 

 

■chair A-16

Chair A-16の角は、とある動物のフォルムを模すことで椅子の有機的で優しい座り心地を象徴させています。
シェーカーチェアは必ず角を持ち、そこにこそ、その椅子たらしめる思想が必要なのです。

 

 

AREA Original Chair

AREAの椅子は、伝統の⽊⼯技術を駆使し、熟練の職⼈の⼿でつくり上げます。
厳選された広葉樹無垢材から木取りされ、一品一品堅牢に木組みで組立を行い一生モノの椅子を提供いたします。

標準の座面の高さから1cm単位で脚をカットすることも可能です。
椅子の仕様により可否がございますので、お気軽にご相談ください。(有料オプション)